イスラエルのAgritech Part1 (DouxMatok)
これからはイスラエルのAgritechについて週に一回は書いていきます。
WHY IS IT ISRAEL?
イスラエルは国土の約60%が砂漠地帯にも関わらず、食料自給率が93%もある。
過去30年間で農業生産が約5倍に上がっている。
さらに、イスラエルは世界の食料危機を緩和するために様々なテクノロジーを生み出して世界中にシェアしている。
誰もが持続可能でコスト効率を高める食料生産から利益を上げることができるように。
点滴灌漑などが有名だろう。
WHY?
イスラエルは隣国に頼れないから、必然的に軍事、食糧生産に力をいれる必要がある。(税金の約70%が軍事費用に当てられているらしい)
その軍事技術を他の産業にも応用させて様々なイノベーションが起きているみたい。
テクノロジー開発へ産官学が一体となって取り組んでいる。
そんなこんなで面白いイスラエルのagritechに関する会社(技術)について書いていきます。
DouxMatok
第1弾はDouxMatok
2014年にできたスタートアップ。
変な後味が残らずに、
スクロース、ショ糖、マルチトール、キシリトール、エリスリトール、高フルクトースコーンシロップ
の甘さを高める特許技術を開発している会社。
(なんか難しいw)
ようは、砂糖の甘さを高めることをミッションとしている。
少し詳しく言うと、
自然な味と栄養価を保ったまま、砂糖の使用と食べ物や飲料に含まれる砂糖によるカロリー値を下げるために砂糖の甘さを高めること。
FOR WHAT?
・世界中で問題となっている糖尿病と肥満を撲滅する
・砂糖を使う企業(飲料、お菓子、砂糖と甘味料、菓子パン、口内ケアに使う医療シロップなど)が儲ける一助となる
ために。
HOW?
二酸化ケイ素(シリカ)の粒子を砂糖でコーティングしている。
これによって感じられる甘みは砂糖と同じだが、
砂糖の成分は22~25%削減することに成功している。
ちなみに、AgriVest Conferenceというイスラエルのピッチイベントで最優秀賞を獲得しているみたい。
参考
DouxMatok: http://www.douxmatok.com/the-technology
https://www.linkedin.com/pulse/6-most-promising-israeli-agri-tech-companies-watch-roei-yaakobi
感想
普通にすごいw
近いうちに日本のスーパーでも二酸化ケイ素でコーティングされた砂糖が売ってるかもしれませんね。
ですが、僕の場合
砂糖より太らないからもっと食えるじゃん。
って思ってしまいますね。
結局は自己管理をどれだけきっちりするかが重要なのではないでしょうか。
自分への甘さが砂糖より甘くならないようにしましょう
アディオス